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2020年6月18日 第3回人間学講座 小野晋也先生 AF時代を方向付ける人間の森文明 32分

人間の森大学 第3回 人間学講座

2020年6月18日 第3回人間学講座 小野晋也先生 AF時代を方向付ける人間の森文明 32分

第3回 人間の森大学 人間学講座 
◆テーマ 「AD時代」を方向付ける「人間の森文明」
◆講師 小野晋也先生
◆2020年6月18日木曜日 20時から21時30分 ZOOMにて
◆内容
(1).問題提起1
一生涯を通じて、憧れを持てない時代になった。
人生をイキイキと生きる方法は、何かに燃えて生きることではないだろうか。燃えて生きるとは、誰かに憧れてその人のようになりたいと思うこと、或いは歌手という職業に憧れて、毎日何時間でも歌い続けるとか、趣味が趣味の域を越えてのめり込むような、燃える人生を送る人がどれほどいるだろうか。日本の教育は義務教育から始まり画一化したカリュキラムによって同じようなタイプの青年を量産した。知識は均一化され、個性や違いが薄れ普通の人ばかりになっしまった。個性は人によっては良い個性もあるが、逆にあまり認めにくい個性もある。しかし、それを画一化することで、全てが平均化され、天才が生まれにくくなっている。するとどうなるか、毎日同じ作業をやり続ける仕事には向いているが、新しものを生みだすクリエイティブな才能の芽が摘まれ、何かに燃え滾る人生を送る人が少なくなっているのてはないか。
 人間は燃えてこそ人生だ。自分の心の底から湧き上がることを見つけ、その為にだったらどんなことでもやる。命をかけてでもやり抜きたいものを持つ。そんな生き方をしている人がいるから、またその人を見て憧れ、夢を抱くのではないか。少年の頃のように、何かに没頭する。心が震え、燃え滾るような夢を持つ自由な社会になれないものか。

(2).問題提起2
コロナ事件により、新しい時代がやってくる兆しが見え始めた。これからは習慣も大きく変わるだろう。今まで正しいと信じてきた基準も大きく変わるだろう。今まで当り前と思っていたことが、実は今の価値観から見ると非常識だと、真逆の答えになることも多いだろう。歴史を振り返ると、大化の改新や文明開化の時代に匹敵するぐらいの時代の変革期を生きている。新しい時代には、新しい物語を作ってきたいものだ。

(3).問題提起3
ネットワークという通信回線を通じて新しい世界がやってくる。テレワークはもう当たり前。どんなこともオンラインで行う時代がやってきた。世界中の一流の科学者同士が、オンラインで結び付き、世界中の優秀な頭脳が一つにまとまって、新しい商品や仕組みを構築することが当たり前の時代になりつつある。通信回線を駆使して、巨大な四次元の頭脳が形成されるだろう。世界中の人と人が当たり前のように結びつく。
すでに時間という概念も超えている。過去の膨大なデータの蓄積を瞬時に解析することで呼び出すことが出来る。これは過去に戻れるということかもしれない。ネットワークの中には過去の膨大なデータが蓄積され、瞬時にそれを取り出して過去と対話できている。未来についても、その蓄積したデータから精度の高い予測が可能となっている。

このような時代に人間の森文明は、これらの時代の利器をどのように活用し構築していくことが出来るのか。どのような理想を描けるのか。ネットワークや通信システムの発展のお陰で物理的な距離がなくなり、地球は実際の大きさからすると、感覚的には1万分の1程度の大きさになったと同じことを意味している。
時間だけでなく、それは空間も超えているということ。過去も未来も空間も時間も超えて繋がる未来がやってくる。そのためにも、描く理想の未来を明確に定義しておかなければならない。

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