2020年8月7日 僧侶名倉幹先生 静坐の実践指導 中之島中央公会堂にて 52分
いすに腰掛けての静坐の要領
(1).いすの前の方に浅く腰をかけます。
ひざの間は握りこぶし二つほど。足をしっかり床につけます。
(2).腰をしっかり立てます。これが最も大事です。決してもたれません。
この姿勢はいつでもどこでも常に保つ。
(3).親指をもう一方の手で握り、手を組みます。手のひらを下にしてももの上、下腹につけます。
(4).肩の力を抜き、首はまっすぐ、あごぐっと引きます。
(5).みぞおち(上腹)の力を抜く。上半身をやや少し前に倒す。
(6).目と口を閉じる。
(7).呼吸
鼻の穴から静かにそろそろと、長い時間吐き続けます。少し余裕を残して吐くのを止めると、息は鼻の穴からすっと一瞬で入ります。
息は吸おうとしなくても勝手に一瞬で入ってきます。そしてまた、そろそろと静かに鼻から長い時問吐き続けます。
吐くのを止めると、勝手にすっと鼻から息が入ります。この繰り返しです。
(8).息を吐きながら、下腹(丹田)に力を入れます。
(9).静坐中は心は腹の力の上におく。一息一息に集中します。
親蓮坊 名倉幹