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2020年7月9日 人間の森大学 仏教講座69回 講師僧侶名倉幹先生

 

・諸行無常 是生滅法 生滅滅已 寂滅為楽 (雪山偈、諸行無常偈)

(諸行は無常なり これは生滅の法である。生滅を滅しおわりて 寂滅をもって楽となす)・・・・大般涅槃経

https://www.youtube.com/watch?v=MuVy6LC4oFs

いろはにほへと ちりぬるを

わかよたれそ つねならむ

うゐのおくやま けふこえて

あさきゆめみし ゑひもせす

色は匂へど 散りぬるを

我が世誰ぞ 常ならむ

有為の奥山 今日越えて

浅き夢見じ 酔ひもせず

・普通の生活者であっても、また一事業を興すにしても、失敗の覚悟と死の覚悟がないならば、苦悩は無くならないのであります。多分何とかなるであろうとぼんやり考えているものですから、心配が絶えず起こって、真剣味がなく、砂上楼閣のようなものでありまして、生活することに命をかけていないのであります。最後に、死までを考えている時、自分は死んでゆく覚悟があるかどうかということが問題となるのです。信は有力大人なりといわれるが如く、信は力であって、死に得る力であり、死に得る力があってこそ、生き得る力が出てくるのであります。・・・・蜂屋賢喜代「苦の探究」(57、58ページ)

・本願名号正定業 至心信楽願為因 成等覚証大涅槃 必至滅度願成就

 本願の名号は正定の業なり。至心信楽の願を因とす。

 等覚を成り、大涅槃を証することは、必至滅度の願成就なり

 (蜂屋賢喜代「正信偈講話」第2篇第6章「救済の原因と結果」)

・引き寄せて 結べば草の庵にて 解くれば もとの野原なりけり・・・慈円

合掌 名倉幹

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