2020年6月28日 論語講座 安岡定子先生 ビジネスマンが選ぶ論語ベスト3
(1).子の曰わく、歳寒くして、然る後に松柏(しょうはく)の彫(しぼ)むるに、後(おく)るることを知る。 先生がおっしゃった。寒い季節になってから、はじめて松や柏が枯れずに残っていることに気付く。君子と小人の違いは平穏な時はわからないが、いざ苦難にみまわれた時にはっきりわかる。
(2).遠き慮り無ければ、必ず近き憂い有り。 将来のことを見通す深い洞察力がなければ、 必ず様々な困難が起こる。反対に、日々、先々のことを考えて行動をしている人は、常に備えているので困ることがない。「備えあれば憂いなし」
(3).子曰く、故きを温ねて新しきを知る、以て師と為すべし 孔子が仰った。古きを訪ねて新しきを知る、これぞ師とするに相応しいと。