5月 28 2020 人間学 2020年5月28日 人間学講座 第2回 コロナ問題を考える 小野晋也先生 テーマ コロナ問題を考える (1).このコロナによって大きく社会が変わる。 コロナによって、新しい時代が生まれるきっかけとなるだろう。 今までは資本主義であった。資本主義すなわち、お金主義でやってきたことで極端な貧富の格差が起きた。今だに、1日2$の生活をしている人々がいまだに人類の9%はいる。これからはお金が中心ではなく、人と人と、国と国が良い関係を築くことや、それぞれの人格を大切にすることによって社会を築いていく時代にならなければならないだろう。 もっとも正しいと信じ込んでいた民主主義も、すでにほころびが見えはじめ、大衆迎合となってしまう。盲目の民衆を操り洗脳することによって、気付かないまま多くの民衆が金と権力に支配されてしまっている。民主主義もそろそろ終わりを告げ、それに代わる新しい主義を目指す機会になるだろう。次にくるのは互恵主義社会ではないだろうか。互敬主義社会とは、互いが相手を尊敬し、共に敬意を持って相互に助け合う社会だろう。 (2).解釈力によって、悪も善に応用できる。 電極は+と-がある。+と-という相反するものが、反発しながらも二極で助け合ってエネルギーを生み出す。今回のコロナ問題も、-の出来事ではあるが、その-があるからこそ、時代を変化と進化させるきっかけとなる。そのように考えれば+ばかりを正しいとせず、-があるからこそ、人間は成長できる。その-否定せず、-を利用して進化していかねばならない。 (3).未来からの時代を受け止める 未来を予測するのは過去の歴史や流れから未来を読むのが一般的だが、変化の大きな時代には、逆に未来から流れてくる風を読むことによって、未来を考えて、これからどうしていくのかを考える。時間というものは未来から今に向かって流れているのである。人々の意識(風)をどう受け止めるか。未来をしっかり見据えて、未来の風を受け止めようではないか。 小野晋也先生のお話を私なりに理解してまとめてみた。未来から流れてくる風を読むという言葉には感動した。 私が懸念しているのは米中問題です。 中国共産党の異常なほどの驕りに対して、アメリカだけでなく日本も、どのように対処すべきか、大きな課題であると考えています。また、これから多くの倒産が増えると思われます。大不況の波から金融恐慌になるといううわさもある。だからこそ、今は未来から吹く風を読む。今から出来る備えとは何か、そこをしっかり学びたいものです。松陰先生の時代と、今同じような激動の時代であることは間違いがない。 コロナ問題を+に変えていく為にもしっかりと学んでいきたい。 人間学 大きな努力で小さな成果を 鍵山秀三... 2020年5月31日 第58回 ナ...